
コートの襟 深く立てて歩く
色付く街 賑わいを求め
「今夜あたり雪になりそうだね」
君の声も 心無しか華やぐ
ドラマじゃない日常のテーブル
小さな花 今日だけは飾ろう
一夜明けて また年が変わっても
僕等だけは 時を止めてしまおう
夢から醒めて 君の背中探す
後一歩君がほらすり抜けてく
聳え立つ塔に登り詰めてみよう
形の無いままで
金目の時計も洒落た服も捨てて
君を捕らえ込んで離さない
君の指に 光る小さな輪に
移ろい行く 季節だけが映る
どんな身体 重ねても届かない
君の中に 知らない日々がある
夢から醒めて 君の背中捜す
残された吸い掛けのメンソール
「いつもより早く服を着ないで」
終わりの無い夜に
吐き出さないよう飲み込んだ刹那が
高炉を溶かしてく
もし君が僕と言う
身体だけ欲しがっても
認めないさ僕の中の
煮えたぎった熱いエナジー
何もかも奪われて
手も足も縛られてく
見届けよう君と僕は
アダムとイヴ
残された地上の楽園
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