
今日で終わりにするからと
あなたの手帳に書いた朝
白い小鳥が言いました
「来世が必ずあるじゃなし」
いっそこのまま何処へでも
流されるまま 風のまま
傷付けぬように 大事に育んだ
想いが空を突き抜け
消えてゆく
消えてゆく
あなたは其処に現れて
私の世界を変えました
見るもの全てが鮮明に
淋しい画廊を飾り出す
誰にも言えぬ幸せは
胸の奥底沈めても
時折首をもたげて嗤うから
私は鍵を投げつけて
壊すのです
壊すのです
ひとりぼっちで生きていた
あなたと私が出会った日
やっと一人じゃなくなって
こさえたものが『罪』でした
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