
きっと待ち合わせは誰も来ない
だから僕は一人歩くのだろう
世知辛いこの世の波を
泳いで泳いで僕は振り向く
「まだ此処はゴールじゃないんだ」
迷って迷って手の鳴る方へ
あの頃は若過ぎて気付けなかった
弱かった自分隠す
鎧と楯じゃ戦えない
せめて剣を持てよ旅人達
僕等の向かう先は喧騒の中
言葉を散らしてみても届かないなら
せめて急所に一突き歌のmesを
行きずりのあなたは言った
「一晩眠れる場所が欲しかっただけ」
愛も夢もお金に変えた
最後は心を誰に売ろうか
私達美しい言葉で育って
美しい歌を習って
それを誇りにしてたのに
今は外来語のタイトルでも
いつか母国語のままで響かせよう
世界を一つにされても終わらないよ
僕らに息づく分子が宙を巡る
悲しみ憎しみの過去が邪魔をしても
いつか分かち合えると僕は信じる
きっと待ち合わせは誰も来ない
だから僕は歌を選ぶのだろう
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