人は人であるが故に
また自由を阻まれる
生まれた時の震える指で
探し求めた母の匂い
拙い頃から憧れた
正義の味方になるのだと
変身出来たらいいのにね
君の為に
度重なるお別れの日
僕が友に出来た事は
花を摘んで捧げる事
春また会おうね
あれから早時は過ぎて
僕の背は母を越した
小さな手で震えていた
写真の中の僕はいない
遥かな空から聴こえる
銃声幼な子の叫び声
助けに行くにはあまりにも
此処は遠い
夢の国へ羽ばたく君
地上で喘ぐ僕を照らして
何か出来る事探す旅
僕は続けるから
時計の針は進んで行く
僕の命も削られる
あと僅か背伸びして望んだら
それは叶う
君がどうして人を花に
例えたのか今更気付く
赤い花も白い花も
等しく咲けるから
大きな花は笑うように
小さな花は囁くように
闇の花は闇の中で
秘めやかに燃え咲くのだから
君は君らしく咲けよと
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