
助けておくれよ 逃げ場が無いんだ
通行止めの坂 登りつめたよ
ブレーキも無く アクセルも無い
こんな気持ちは 初めてなんだ
四角い空に 流れる雲を
追い駆ける鳥のように
あなたに取って大事なものは
自分一人の隠れ蓑
噂になった 電話の向こう
会えなくなって 一人になった
くじけちゃ駄目よ 逃げ場が無くても
誰かといる程 不自由になる
時が過ぎれば 何かが変わる
人の気持ちは 身勝手なもの
悲しいほど切れ易い糸
夕暮れ時に ツバメが一羽
ポツンと鳴いて見えなくなった
あなたにだけは分かって欲しい
上手く言えない胸の内を
一人になって 答えを知った
受話器の向こう 他人になった
くもの糸でも 信じていたい
逃げ場が無いから 一途になれる
助けてくれる人が無くても
いつかここから 抜け出せるだろう
白く光る糸を手繰って
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