
僕の暖かい涙が君の手に
零れ落ちるから今は会えない
僕の感情は君の神経を
時折逆撫でて壊した
この世に生きていて最初の絶望は
人をも信じられず希望を見失う事
ここから救ってくれるなら
手段など選べない僕だから
支えているつもりの止まり木が
虫食いだらけで今にも堕ちそうだったら
嘘の笑みを浮かべて繕って
偽善の汚名を被るだろう
辛苦を充分舐め合って
分かち合えたのは淋しさだけなんて
僕は再び箱を開けるだろう
飛び出す怪物に応じる剣は無く
弱き者が身に着けた柔らかな
真綿でじわりと首を絞めるよ
計画的犯行に騙された
貴方の目に浮かぶ命乞いが見たい
まだ通う血があるならこの愛を
墓場まで背負って生きるだろう
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