
五月雨が染み入る雲は涙色
哀しみは深く黄泉へと続く回廊
見届ける君の辞世の言霊には
忘れ得ぬこの世の名残雨
五月雨が染み入る雲は涙色
哀しみは深く黄泉へと続く回廊
見届ける君の辞世の言霊には
忘れ得ぬこの世の名残雨
爪弾いたスチールの音の冷たさよ
ホールから伝わる木本の温もりよ
夕映えが照らす西日の強い部屋で
喝采の宴空へ届け
そばでずっと抱いて欲しい
凍てついた涙の痕を
ぬるい君のその唇の感触で
生きている証を頂戴
ゆっくりと君がむくつけし顔上げ
肉親の待つ天空の螺旋昇り
「さようなら」振り解く手の冷たさを
怖々と振り切るそんな夢
正体不明のモンスター
私の夢を食べないで
そんな事全部分かっているよ君が
何処で道を誤ったのかも
五月雨が染み入る午後の切なさよ
独りただ迎える朝日の虚しさよ
聴きなれた歌も今日は違うエレジー
しっとりと濡れて頬を伝う
しっとりと濡れて頬を伝う
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