
きっとまた繰り返すだけ
救いなどこの世にはなく
灰になるその時まで
何度も積み壊して
絶頂の渦の中で
透明な流れるものが
混ざり合い滴り落ちる
魚の涙のように
確かな時間が欲しくて
契った不実な愛に
追い込まれ逃げ場を失ってしまった
君は嗤う君は叫ぶ
声にならない重圧に
押し潰され心砕けてしまわぬように
最果ての白い街で
黒いコートに身を隠し
終わった日を悼むただ哀しいだけの日々
夢なのか無常の愛に
投げ出されのたうち回る
いざ天に助けを請うても
救える神など無い
崩れる君の雄志
叫びは孤独の前に
掻き消され行き場を失ってしまった
時は満ちて雲は隠れ
白日の下に晒された
痛みだけが黒く心に爪痕を残し
どんな夢もどんな過去も
照らす鏡など無いのなら
僕はそこに深く身を沈めて生きるだろう
最果てで
最果てで
この記事へのコメント