恋文

涙で見え得ぬ 恋文は 眠れぬ夜の静寂に 挟まれて どんな言葉で 言い尽くしても 伝えきれない 無念の形 散りゆく春に想いをだぶらせて まだ見ぬ幸福の影を身に纏い 次のバスへと 乗り込む人へ 贈る言葉は 「どうぞ幸せにね」と いつか君と赤いしるしで 結ばれない恋だと知りながらも 暖かい手 温もる夜には 夢を空に描いていた 悲しみ色の絵の具が無いのなら 心の…

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聖職 / 亜彩

繰言ばかりを 積み上げてまた壊して 歴史を変えても 変わらぬ人は誰も孤独で 汚いもの隠したって 尻尾が見えてるよ 覆い被す掌から 垣間見える未来予想図 君は夢の預言者 僕は理想を歌にして 綺麗事 美辞麗句ばかり並べて 有り得ないまやかしを教える 教育されたよ 人権 平等 その他 エトセトラ 社会にあるのは 欺瞞に満ちた愛情 嘘の労わり ある筈です …

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最果て

きっとまた繰り返すだけ 救いなどこの世にはなく 灰になるその時まで 何度も積み壊して 絶頂の渦の中で 透明な流れるものが 混ざり合い滴り落ちる 魚の涙のように 確かな時間が欲しくて 契った不実な愛に 追い込まれ逃げ場を失ってしまった 君は嗤う君は叫ぶ 声にならない重圧に 押し潰され心砕けてしまわぬように 最果ての白い街で 黒いコートに身を隠し 終わ…

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虚空の旅人

問わず語り ここまでの道のりは 辛く遠く 果てしない 道筋(けもの道) 問わず語り 巡り合ったその日から(あなたの事は) 計らずとも 語らずとも 目を閉じれば 見えるのよ 誓いを立てて その手を伸ばして 歩いて行こう 答えの出ない 迷路を探って 虚空のしじまえと オカリナを握り締め 期待と不安の丘 締め付けられた胸の 痛みは誰も知らない オカリナは語りだ…

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張子の牛

たくさんのたくさんの 命が生まれて たくさんのたくさんの 命の灯りが消えた ただ生きてと 掴んだ母の乳房に 小さな手の平の 花一つ残して君は散った この街の明るさを 驚いて見てる 君の目は少しだけ 淋しく時に瞬く ここへおいでよ 一緒にかくれんぼしよ 笑う君の顔 もう一度お母さんて呼んでみせて 夕暮れが近付いて 家路を急く人 その下に眠ってる 冷たい瓦礫…

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Relief

飽け知らず雨降り 水音だけが 身体中這いずり 心を凍餓する 若かったあの頃に 嗚呼 戻りたくはないが このままで生殺された 道化役を演じる位ならば もう連れ立って泣いてないで このまま地の果てまで 目に付くままに押し込んだ 荷物は荷台に置いたままで 身軽になったその身体で 抱いてくれるだけでいいんだよ どうせこの世は紛い物だらけの 絵空芝居なら 「次の…

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Messiah

僕の暖かい涙が君の手に 零れ落ちるから今は会えない 僕の感情は君の神経を 時折逆撫でて壊した この世に生きていて最初の絶望は 人をも信じられず希望を見失う事 ここから救ってくれるなら 手段など選べない僕だから 支えているつもりの止まり木が 虫食いだらけで今にも堕ちそうだったら 嘘の笑みを浮かべて繕って 偽善の汚名を被るだろう 辛苦を充分舐め合って …

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Bloiler~限り無く鬱に近い透明~~

問い掛けてる 問い掛けてる 私は何処から来たの どうしてあなたは現れて そして何処へ消えてくのかなんて 神様なの それとも悪魔 どっちも住んでるみたいで 幸せにしたい気持ちなの それとも貶めたい悪意なの 繕ってる 繕ってる 私は淑女ですって 本当はソレに興味があるのに 猫かぶってお茶なんて入れてる 紫の 甘い誘惑の香りに 誘い込んで 溶けていく ワイン…

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Birth day

引き裂かれ 小さい頃に 別れた君の顔を 僕は知らない 雪の街 駆け出す君の 紅いジャンパー 焼きついてる どこまでも 君の成長を 見守りたいと 思っていたけれど 運命の悪戯なんだと 割り切れなくて 君の中 流れる紅は 僕が持ってる 形と同じで 何回目かと 指折り数え 今夜だけは 一人で Happy birth day この街で 一番高い 丘に登って 叫んで…

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消印

宵口に見た夢は 白い蝶になる その前の消印 忘れてた面影と インクの染みが話し掛けてた 目覚めた街はもう いつも通りで ときめきも 戸惑いも お構いなしで 一瞬の隙があれば 逃げられる その鎖を解いて ねえ時が無限ならば 生きてる事に意味も無いけど あなたが好きだった 場所に佇み そら隠すビル見上げ 想いを馳せる あの日あの時 出会った事は …

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曲目