☆夢の続き

光の差し込まない部屋の カーテンは色褪せもせずに 選んだ時の鮮やかさを 見せ付ける隣の窓に 恋焦がれ待ち望んだものに 成り代わる変化自在の宝石 翳りを見せたその若さに 痛いほどfitして見えた 夢の続きに終わりがあるように いつかは消えるとしても 僕らを星に例えるなら 小さくてまだ届かない 柔らかな光で君を 包んであげる事も出来ない 人の持つ運命の…

続きを読む

☆Liar

野に咲いた 一輪の薔薇を摘み あなたの胸を 飾ってみたい 時々は思い出して 私の事 ちぎれたままの 記憶の中で 夢の中現れた 素顔のままの私は 「あなただけ 必要なの」と 長い髪に手を伸ばした 永遠の誓い 出逢った事  運命だったと 離れないよ 離さないで 行かないでね 裏腹なの この気持ちは 言葉にならずに 嘘を付いて 傷付けて 消えてしまいたかった…

続きを読む

☆堕天使 ~Fallenangel~

空は茜色を目指して今 正に日は堕ちる手前で 一歩一歩終わりに近付いてく 僕らは死にそしてまた 生まれ変わる ありふれた日常の ほんの僅かな隙に 忍び寄る 別れの感触 心積もりは してたんだけどね いざそうなると 切ないね どうしてあいつなの 選ばれるのは どんな選択で どんな運命(さだめ)を 妄想の中で 僕は恋して 妄想の中で 君は主役…

続きを読む

☆RAKUEN ~秘密の華園~

コートの襟 深く立てて歩く 色付く街 賑わいを求め 「今夜あたり雪になりそうだね」 君の声も 心無しか華やぐ ドラマじゃない日常のテーブル 小さな花 今日だけは飾ろう 一夜明けて また年が変わっても 僕等だけは 時を止めてしまおう 夢から醒めて 君の背中探す 後一歩君がほらすり抜けてく 聳え立つ塔に登り詰めてみよう 形の無いままで 金目の時計も洒落た服も捨…

続きを読む

☆月は東へ日は西へ

生きる術を見付けて 私を見つめて 必要とされるより 時は短い 子供騙しでいい 私を惑して 言葉なんかいらない ただ歌があればいい 月は東へ日は西へ 星は天へ我は地へ 今日も何処かの風道で あなたも風に吹かれて 歩む道は自ずと 解っているのに カナリアは歌うだけ 夢は眩い 期待外れでいい 私を求めて 白々と明けて行く この夜が全てなら 月は東へ日…

続きを読む

☆Cafe Tanguyのテーマ

珈琲を入れましょう 褐色の夢の時を あなたと私 思い出の数だけ 珈琲を入れましょう 冷めないよに温めて あなたと私 二つ 手の温もりで きっと何処かで また会える日は きっと今日のよに 晴れた 一日で きっとどんなに悲しい事があっても 慰め 笑い 解け合えると信じて 珈琲を入れましょう 香り立つ甘いメロディー あなたと私 悦びの数だけ 珈琲を入れましょ…

続きを読む

☆Flying for the moon

Flying for the moon 今日までの事 忘れた振りして 飛んでみる 過去も未来もその手の中に 握られてるの 束の間の人に あなたの声の 余韻にそっと 触れてみたくて 受話器を 耳に押し当てる それが手口と 解かっていても 触れてみたくて 鏡を ふと覗いて見る 誰なの目隠しを解いて 自由を 見せ付けないで 限られた時間だから せめて貴方と飛…

続きを読む

☆友達

友達と思えば多分 それまでだけど それより少しだけ深く 愛していたい 不透明な絆を持つ 友人達の 心の中抉り取って 観察したい 感じない言葉 感じない体 尖った神経の先 すり減らし 心は荒れ果て 涙も涸れ果て 歪んだ笑顔を見せて 呟いた 「それでも あなただけが好き」 希望という名の列車など ないことを知り それでも絶望とは友に なれそうにない 気配りや優し…

続きを読む

☆蓑虫

いつの間にかいなくなって どれ位経ったかな 木の枝にぶら下がって 不安定な姿で 風上に向かって進む あの人の背中には 私など映っていない 知らぬ顔と出ていた 木々はもう伐採された あの大きなポプラ並木 手を繋ぎ歩いてたのは 昔のままの彼女 学校はなくならないけど アパートは潰されて 建ち誇る背高のっぽ 上から見下ろすんだね 傷ついたカモメが群れ…

続きを読む

☆月と兔 / ユニット『麗』

朽ち果てそうな羽を 羽ばたかせて どこへ行くの あなたは 触れたら砕けそうな 心抱いて どこへ行くの あなたは 世間の荒波に 押し流されようか そうしていつかは大人になって 誰もがしたように Remember Remember 煙立つような Remember Remember 四月の夜 あなたと私と月と兎は 果てない闇を感じてた 更け行く夜にぼんやり 頬杖付…

続きを読む

曲目